キッチンリフォーム
左写真の従来のキッチンとサイズはほとんど変わっていませんが、中央の写真のシンクしたのキャビネットは引き出し型の収納となって出し入れしやすく、ビルトイン型食器洗浄乾燥機付、三口ガスコンロの仕様のキッチンとなります。従来のキッチン周りの壁部分にステンレスが貼ってある部分は、ステンレスよりも油汚れ等が付きにくいキッチンパネル(白)を貼ってあり日常のお手入れが楽になっています。キッチンに合わせて、調理家電を配置するカップボードも設置、炊飯器部分を引き出さなくても蒸気を排出してくれますのでスペースを取りません。炊飯器の下を引き出せば、ゴミ用のペールが3個並んでいます。カップボードは、スペースやライフスタイルに合わせて食器棚の形状の物やパントリータイプのものもあります。
バスルームリフォーム
バスルームのリフォームでは、ほとんどがユニットバスで新調されます。写真右のバスルームは、壁・床をタイルで施工されていますので、タイルの目地に汚れやカビが発生しやすく、冬は寒くお湯も冷めやすいので、入浴中もついつい追い炊きの回数が多くなりがちです。
写真中央はバスルーム全体のサイズは変わらず、浴室暖房乾燥機付のユニットバスとなったので、寒い冬でも、浴室全体を温かくしてからお風呂に入っていただけます。しかも、バスタブはお湯の冷めにくい保温タイプのバスタブなので追い炊きする回数が減ります。あまり大きなバスルームではないので、水栓元のカウンターの無いタイプとなっています。ユニットバスは、汚れやカビが付きやすい継ぎ目が少なく、床も水はけのよい形状をしています。バスタブのお湯を抜くときの栓も、従来は玉のような鎖でしたが、現在はバスタブの縁にあるシルバーの丸いボタンをプッシュすれば栓が上がって排水されますので鎖が邪魔になりません。バスタブの形が丸みを帯びているので、スクエア型の従来のタイプよりお湯の量が節約されます。
毎日のことだからこそ実は、リフォームはエコ生活に繋がっています。
洗面台リフォーム
水回りの生活設備品は古くなっても使えなくなるわけではないのですが、新調すると日常の生活がしやすくなります。
三面鏡のあるシャンプードレッサーもその一つです。左のの写真は20~30年前ころものです。右写真の三面鏡はお化粧や整髪・髭剃りに、いろいろな角度で見ることができるので、画期的です。三面の鏡をはぐると細々したものが収納できるスペースとなっています。普段は通気性のため、鏡は少し開けておいた方が衛生的かと思います。ボウル部分が大きく使いやすくなっています。
洗面室兼脱衣所として、限られたスペースとなりますので、中古物件のご購入に限らずご自宅のリフォームでも新しいものに交換されると毎日の生活が新しく生き生きと明るくなりますのでお勧めです。
トイレリフォーム
トイレリフォームもどの商品を設置するかで、費用も変わってきますが、この工事は一番シンプルなものに交換している事例です。左写真の温水洗浄便座のないトイレを右写真の温水洗浄便座一体型にリフォームしています。
シンプルな商品なので、温水洗浄便座機能がありますが、リモコンのみで操作するのでこぼこしたものがなく、お掃除が楽。リフォーム前のものとほぼ大きさが変わらず、せまっ苦しくありません。どのメーカーさんも「節水」と「汚れにくさ」を競って研究した商品なので、従来のトイレよりグンと節水してくれてお手入れもしやすい形をしています。ペーパーホルダーは2連の物なので、使用中にペーパーがなくなってもそのまま次のものが使えます。毎日の健康チェックにも役立つので便器は白がお勧めです。
押入のある和室をクローゼットのある洋間に変身Ⅰ
左写真の畳・押入の和室を中央の写真のフローリング・折れ戸のクローゼットに変更した事例です。「押入上の天袋は収納スペースとしては正直使いにくい」のご意見が多いかと思います。踏み台がないと中が見えない。出し入れが難しい。一度入れたらそのまま数年使うことがなくなりそうです。
中央写真のように、天井近くまでの折れ戸を注文し、開口部を大きく広くするとお部屋全体の見た目もスッキリきれいで出し入れもしやすい収納になります。右写真は収納の中です。
押入のある和室をクローゼットのある洋間に変身Ⅱ
左写真は、中古物件でよく見かける6帖の和室でよくある押入れです。和室だと机やいす、ベットや棚も置きにくいので、子供部屋として使うイメージが湧いてこないのが、今の子育て世代の方々の大半の方のご意見だと思います。
左写真の畳・押入のお部屋を中央写真のようにフローリング・折れ戸のクローゼットに変更した事例です。右写真がクローゼットの中です。クローゼットの中までフローリングを延長しクロス張りにしてあります。折れ戸一枚分の収納部分は、冬の寝具や衣装ケーズ等が保管できるよう中棚を設けています。天井近くまで開口する折れ戸で出し入れもしやすく、全体が見えやすくなっています。折れ戸二枚分のクローゼットの方は、洋服をかけることができるように枕棚とハンガーパイプを設置しています。
壁の作り方が「真壁:柱が見える壁の作り」なので、床をフローリングにしても建具を折れ戸にしても和風テイストは残りますが、全体のカラーを統一して、ご自身やご自身の持ち物が主役のお部屋にすることができいます。
和室の壁・聚楽(じゅらく)
中古物件の和室の壁は、左官仕事で塗壁で仕上げてあるものも多くあります。左写真は、聚楽(じゅらく:もとは土壁の一種で、2mm程度の厚さで仕上げる高級な壁ですが、昭和後期~平成にかけては木粉や紙等調合された軽い材質のものが塗られていることも多いようです。)で仕上げてあります。和室としての高級感もあるのですが、壁紙と違って吸湿性によるカビや表面に埃が溜まる等、築年数分の汚れが気になるので、右写真では、聚楽仕上げの上に下地となる施工をし、壁紙(クロス)を貼っています。襖や障子の張替と畳の表替で、和室は生まれ変わります。
階段のリフォーム
新築戸建には、当たり前のようについている階段の手すりも、中古物件にはない所が多いのが現状です。
左写真と比べて、リフォーム後の右の写真は、「手すり・すべり止め・照明スイッチ・クロスの張替」を工事しています。既存の階段は状態が良いのでそのままで、必要なところだけ工事しています。
木部の劣化リフォーム
写真の撮影角度が違うのですが、同じ個所の写真です。左写真のように雨や結露、日差しの影響による木部塗装の劣化部分も塗装の技術で新品同様のつややかな仕上がりとなります。木材を取り換える費用よりもぐんと費用は抑えることができます。職人さんのセンスと技術力で仕上がりに差が付く工事だと思います。
無垢の木部の雨や結露によるシミも周辺の経年による日焼けに合わせて目立たなくしてもらえます。(下写真)
外構工事の一例
敷地内に土の部分が多いと、やはり除草に手間がかかる上、車を乗り入れるところは土だと車内に土が入りやすくタイヤで土もえぐれてしまいます。前面道路と少し高低差がある敷地で、工事前の左写真は駐車スペースの幅が道路と直角に作られており、車の出し入れに特別な配慮が必要でしたが、駐車スペースの間口を三角に広げたので、車の出し入れがスムーズになりました。
建物の周辺を砂利敷にしてあるのは、人が歩くと音がする砂利は防犯性もあることと、全体をコンクリート敷にするよりコストが抑えられるメリットがあります。砂利のデメリットは、いずれは草が生えて来ることと、自転車やバイクの乗り入れには向かないことです。